七宝堂ボイストレーニングの感想をいただきました。.゚+:ヾ(*・ω・)ノ.:゚+.

合気道仲間で、芦屋で消化器内視鏡専門クリニックを開いていらっしゃるお医者さん、三戸岡英樹さんです。
三戸岡さんのクリニックでは、病が大きくなる前の早期発見・早期治療に加え、
食養生の勉強会や、気の練磨のお稽古会も開かれています。

病気になった後で薬をもらったり、ポリープを取ったりする対処療法ではなく、
「自分が自分の体と付き合っていくための場所」という印象で、とても興味深いです。

レッスン予約時に、「声や音が体に与える影響に興味がある」とおっしゃっていたのと、
気の練磨や合気道の稽古もされているので、
「声」が何かその辺(アバウト)にも繋がったらいいなぁと思いながらレッスン計画を練っていました。

で、今回は、喉の筋肉を細かく動かして声を大きくしたり、音色を調整したりといった、声のトラブルや悩みをミクロに治すことからは離れて、
声の響きと振動を観察しながら、響きが空間に広がるのを体感する、とゆうことをしました。

七宝堂(京都)のボイストレーナー有田 亜希子さんの無料体験レッスンを受けた。
彼女とは合気道(凱風館)で同門であり一緒にお稽古をした間柄である。
芦屋三戸岡クリニック食養生担当の田辺佳子先生から有田さんがされていることを聞き早速連絡、レッスンとなった。

コロナ禍ゆえにZOOMでのレッスンとなったが、有田さんの誘導で少しづつ姿勢や集中する意識を変えながら、自分の身体から出てゆく声を新鮮に感じ、その音の振動の中に自分自身が漂っている感覚が心地よく、声帯を使った瞑想と感じ取った。
身体の血流が増し、ホカホカしてきて少し汗ばむほどの感覚だった。

人の声の持つ力に興味を抱くようになったのは、以前、熊野古道を友人たちと歩き、本宮大社で唱えられている祝詞に出会った瞬間に感じた身体から放たれる声の摩訶不思議な魅力にさかのぼる。
その時自然に溶け込み、自然が発しているような祝詞の音の振動と、それに共鳴し心地よく感じている自分自身を感じた。
おそらくこの心地よさは、身体がより健全な方向にいざなわれている感覚に相違ない。
有田さんのなさっていることは興味深い。
是非定期的にレッスンを受けたいと感じた。

声としては何の変哲も無い、ただのハミングしただけですが、
手順を踏んで色々やると、こんな風に体や感覚が変わっていくようです。

普段レッスンでこういうワークをやる時は、単純に気持ちよくて楽しい、というのもありますが、相手や空間を感じるためにやることが多いです。

声は、誰かに何かを伝えるために使います。
どれだけ立派で器用な声であっても、相手があってこそ。

その場にどのように在り、相手とどのように関わるか、ということが、コミュニケーションにおいては、ずっと大事だと思っています。
たとえ立派な声じゃなくても、あり方次第で、声は受け取りやすくなります。

文字で書いてもよくわからないですけど。

こういうワークは、オンラインでも個人レッスンでもなく、
やっぱり対面のグループレッスンでやると他の人の響きも感じられるので、色々発見が出てくるんですけどね〜。
こういう、ようわからん感覚的なマクロな稽古と、喉を細かく動かして機能を高めるミクロな稽古、どっちも必要です。

という話を三戸岡さんにもしたら、「内視鏡治療も同じ」とのことで、色々面白かったです。