先日、「結果はまだか」と悶えていた宝塚受験の件ですが、
(宝塚音楽学校受験〜!)
晴れて合格されました!
₍₍⁽⁽(ી( ՞ةڼ◔ )ʃ)₎₎⁾⁾
例年よりグッと倍率が低いとはいえ、やはり難関。
ものすごく努力しているのを間近で見ていたので、自分らしく表現できただけでなく、
審査員の方々にも評価され、合格されたことがとても嬉しいです!
2年間精進して、いい役者さんになってほしいです!
今から初舞台楽しみだ〜。
バレエや面接での応答、容姿などなど、たくさん審査される中で、
私が関ったのは”発声”だけなので、合格にどれだけ寄与できたのかわからないですが、
なにせ理解が早いし、レッスンに来る度に自分で咀嚼して使いこなして上手になっていて、。
難関に挑戦する子というのはこんなに能力が高いんだな〜〜〜と、びっくり。
優先順位をどう設定するか、大事
今回、受験のお手伝いをさせていただいて、私もすごく勉強になりました。
初めてレッスンにいらっしゃったのが1月だったので、
2ヶ月という短い期間の中で、
何を優先して、
どんな伝え方をすればすぐできて、
バレエや面接にも相互にいい影響を及ぼすにはどんな練習を選ぶか、、、
と、戦略を練るのにめちゃんこ頭使いました。
体に馴染むまでに時間がかかることをやっても今は意味ないし、
仮に本番1週間前にできるようになったとしても、
その新しい歌い方に慣れなくて中途半端な表現になるかもしれないので、
思い切って捨ててしまう。
やり続けてたら筋肉や感覚が育ち続けていって土台が補強される、
筋トレ的発声練習は続けてもらいながら、
- 音程外さなくなる
- 音色のムラをなくす
- よく通る
- 一曲歌う間にスタミナ切れたり疲れの出ない効率のいい発声
- 多少の疲れや緊張があっても歌えるようにする
- そして、萎縮しないように、審査員はもとより空間全体に自分の思いを伝えられるような意識の向け方
という、最低限のことに集中してレッスンしました。
でもやってることはいつもと同じ
とはいえ。
やってることは、
- 本人がどんな声になりたくて、
- どんな歌い方がしたくて、
- それに対して、生徒さんの声を聞いて、喉や体全体のふるまいを分析して、
- 行なっている発声運動と必要な発声運動のズレを見つけて、
- ズレを調整するためのエクササイズをする。
という普通のこと。
そして、娘役っぽい明るいキラキラした声になりたかったとしても、
なりたい声だけ出そうとすると逆にバランス崩して痛めたり歌いにくい箇所が出て来る可能性があるので、
男役みたいな声や、汚い声、カッスカスの息漏れ声も使いながら、
声の可動域を広げて、娘役っぽい声を選べるようにする。
というわけで、
「宝塚受験」という大きな挑戦ではありましたが、
いつもとやってることは変わりませんでした。🤔
今回に関しては、何を優先するか、という戦略を立ててどういう風に色んな技を使っていくか、の方が大事だったんだな〜と。
というわけで。
どんなゴールであっても、
自分がやりたい表現を、
自分で選んで実現できるように、
お手伝いします!
というテーマも変わりません。
私のところにいらしてくださる、
日常会話が苦手な方、
プレゼンで声が通らなくて困ってる方、
喫茶店でお茶してるだけで喉が枯れるという方。
どんな些細な(と自分で思われる)悩みでも、これからも気兼ねなくご相談くださいね〜