4回目の横浜レッスン、させていただきましたワ――.+:。ヾ(o・ω・)ノ゚.+:。――イ

が、3回目の報告をしそびれておりました、すみません( `д´ ;;;)

今回は、4月と同じ、「ドス声の極み」と題しまして、
地声を中心にレッスンしました。

強いガッサガサのダミ声は、もちろんヘルシーに出すことはできるんですが、
むやみにがなると痛めてしまう可能性が大です。

ので、体を動かしながら、全身の力を借りながら、ドス声を拓いていきました。

まずは呼吸練習で胸をほぐしつつ、風船の観察をしてみます。

野口体操で、「からだは水がタプタプに入った一つの水袋や」っていう喩えに最近ハマってます。

歌う時においては、水袋っていうか、水風船やと思ってます。
声を発するにつれて、中の水がチューっと出ていく。
でも、それもどこか一箇所だけがしぼんでいくのではなくて、
全体が均等に縮んで、中の水が追い出されていく。

からだも同じで、どこか一箇所だけがんばるんじゃなくて、全部ががんばってるよ、
というイメージを深めるために、風船を観察してみます。
(さすがに貸しスタジオで水風船で遊ぶのはまずいので、普通の風船です)

ほんで、風船がただ縮んで、中の空気を出ていかせるだけじゃなくて、
風船がどこか一箇所縮めば、別のどこかが伸びていく。
どこか一箇所が縮めば、そこにいた空気は伸びた別の場所に移動する。

そんな風船が、自分の体だと思って、

お腹だけ縮む、
お腹が縮んだら背中が伸びて背中に空気が入る。
右腕と左足が縮んだら、どこが伸びるかな。

といった具合に、からだで遊んでみます。

そんで、そこに声を乗っけてみる。
からだに従って、出てくる声にまかせる。
いい声かどうかとか、なんも考えない。
ただ、からだの動きに伴って、声が変わる、というところを味わう。

てなところで体をほぐしたところで、あとはガンガン声出していきます。✊↑↑

でもむやみにがならないように、
特に今日は、発声時に声帯で息がせき止められる感覚を
よく観察しながら、練習していきます。

ドスい声を中心に、途中、裏声や吸気発声で調整しつつ、、、
進むにつれて、
だんだん、
みんなの声に、
オッサンの気配がしてきます(^^)

細い、上品な女性らしい声の方が、クリアなハッキリした声にも(^^)

全員がアメ横のおっちゃんみたいなガサガサな声で喋るというのも面白いですが、
それだけでなくて、オッサン要素を足すことで、
普段の自分の声をクリアにハッキリさせてくれる、
というのがドス声練習のええとこです。

だから、どんな声も栄養になってくれるんです。
声の好き嫌いをしないことで声が広がっていきます。
毎日毎日、広がっていって、毎日毎日、知らない声に出会える。
絶対声は伸びていくんですよ〜。

P.S.
今回は他にも、無声・有声・ダミ声を出しながら動いた時の、3種類での体の軽さの違いを実験したり、
声から始まる喉の振動を受け渡す、みたいな不思議系のワークもいっぱいしたんですが、
長くなるので割愛します。
理屈攻めで始まった横浜レッスンも、少しずつ「だから何やねん」的な不思議系ワークを織り込み、胡散臭い匂いがしてきました(^^)
たのしい。