京都府の北端、与謝野町が開催している生涯学習講座「よさのみらい大学」にてワークショップをさせていただきました!
与謝野町では、人口減少社会において持続可能なまちをつくるために最も重要なものは「ひと」との考えから、与謝野町をキャンパスに見立て、新しいモノやコトを発見し、出会いと交流を通じて、自分、地域、まちの未来を描き主体的に行動する人財の育成を目的に、幅広い年代層の学び舎を運営するものです。
とのことで、今回は「ひと」と「ひと」がコミュニケーションする上での大切な「声」という道具を再発見してもらおう!という思いでワークしました。
もくじ
呼吸・声帯の振動・共鳴を区別する
問題の切り分けができるようになると、「声」という複雑な運動を自分でケアをするのに役立ちます。
というわけで、今回はワークを ①呼吸、②声帯の振動、③共鳴 の3つのセクションに分けて行いました。
まずは「いき」ワーク。
「呼吸」と一口に言っても、メソッドやジャンルによる用語の違い、呼吸を鍛えるのか緩めるのか、「腹式呼吸」の意味するところも人によって違う、という、色んな人が色んなこと言ってる魑魅魍魎の世界です。
だから「呼吸」をテーマにして何をするかは難しいところなのですが、
今回は、歌が上手くなりたい方ばかりではないので、深く呼吸ができるようになるワークを行いました。
寝そべって、呼吸を観察して、体の隅々まで息が浸透していくようなイメージを使いながら緩めていきました。
爆睡する人ありけり。リラックスできてよかったです🙌
それからハミングして声帯の振動を+、
喉仏や舌を動かして共鳴腔の変化を+、と、唱歌を歌いながら、おなじみのワークを行っていきました。
声に「気負わなくてもいい」
最後にお一人ずつ感想を伺っていくと、「自分の声が嫌いだと思っていたけど悪くないことがわかった」というような、安堵のお言葉がいくつかあったのが印象的でした。
狙いは正にそれなんですが、「こういう声がいい声」「でも私の声は”いい声”から外れている」という認識から、「自分の声は色々できる」「そして今も悪いわけじゃない」と知っていただけるのがとても嬉しいです!
あとはそこから、好きに選んでいってもらえたらいいなと思います。
参加者さんはお子ちゃんたくさん
今回のご参加者さんは下は年中さんから!赤ちゃん同伴の方もいらっしゃり、半分は未成年でした。
私も結局子連れになったので安心しつつ、ワイワイ自由な雰囲気で行えました。
丹後半島を堪能しました
今回のワークショップは、「よさのみらい大学」の講座の運営をしておられる「一般社団法人ソーシャルクリエイティブラボ(以下SCL)」さんのお声掛けで実現しました。
SCLさんのキャッチコピーが「もう一度、社会をデザインします」で、それだけで「めっちゃおもろいやん」なのですが、
会場の与謝野町から、車でさらに北に1時間ほど、丹後半島の先っちょの伊根町、それも観光地の舟屋ではなく、山の上の超限界集落に拠点を構えておられます。
築100年の囲炉裏のある民家と、この集落の集会所であった建物を利用しておられます。
集会所は通称「山の家」。1階が合気道稽古もできる大広間で、この集落で守ってきたお地蔵さんも見守っておられます。
現在は合気道道場を開いておられ、今後はカフェや私設図書館を展開していく計画とのことで、ますます楽しくなりそうです!
今回はワークショップの前日から、SCL代表の松田さんご夫妻に車で送迎いただいて、この伊根町の通称「山の家」に前泊させていただき、電波の届かない山の中で(主に子供が)走り回って、生き返る心地でした。
松田さんがカマキリ捕まえまくっててびっくりしました。子供はカマキリにびびってました。
あー、楽しかった!ありがとうございました!